年々減少して不漁が続いている野積海産天然遡上アユ資源の回復のため、本年度、全国内水面漁業協同組合連合会の補助事業を活用して魚野川の天然アユの親魚を採捕し、人工授精のうえ信濃川に人工発眼卵を敷設するという天然アユの増殖（回復）事業を実施することといたしました。
この事業の実施にあたり、これまでサケ漁への影響から、「伊勢島地区のサケ一括採捕場ウライ設置点より上流100ｍ及び下流150ｍの区間を全面禁漁」といているところですが、その場所において、特別採捕として試行的にアユ親魚を採捕しています。
採捕するにあたっては「天然遡上アユ回復プロジェクトチーム」を設置し、その構成メンバーにより実施しているところで、魚沼漁協本部が主体となって行っています。
組合員、遊漁者の皆さんへの情報提供が不十分であったことから違法ではないかとの誤解やご指摘もあるようですので、お知らせいたします。
【アユの人工増殖に向けての畜卵施設】
清水川に設置しています。
