地元の小出小学校、4年生68名の子供達が鮭の一括採捕場の見学に来ました。
今日は、子供達を歓迎するためか、今シーズン1番の捕獲量でした。
全体で650尾の捕獲です。
最初に職員から『ウライ』についての説明です。
~ここで漁協から子供たちへの質問タイム~
Q. ここで放流する鮭、おおよそ6,000尾ですが、4年後に魚野川に帰ってくるのは何尾でしょう?
答えの中で、一番多い数は1,000尾。逆に少ない数は80尾でした。
正解は・・・2尾。
子供たち、『ええぇ~!!!』。とても驚いています。
次にウライに入った鮭を見せてもらいました。
その後、採卵している所を見てもらいました。
お腹を切って卵が出てくると、『うぁ~すごい!』 『イクラだぁ!!』と感激してくれました。
中には、『売ってるイクラと何が違うの?』と鋭い質問がありました(^^)
そして、さけの一生の紙芝居を見てもらいます。
紙芝居が終わると、恒例の質問タイムです。
Q1. さけの赤ちゃんは何を食べているの?
答え 魚粉と言って、魚を細かく砕いた物を食べています。
Q2. さけは何回卵を産みますか?
答え 1回です。さけは4年しか生きられないので、卵を産むと死んでしまいます。
Q3 ウライの仕掛けですが、脱出できることは出来ますか?
答え 出来ません。中には下がる魚もいますが、ウライの籠の中には鉄筋が立って
いますので、たとえ出れたとしてもウライの場所から上流へ行くことが出来ません。
などなどありました。
この4年生は、3学期に『1/2成人式』を行うそうです。
その時に、今日採った鮭の卵がふ化し、稚魚になっているので、佐梨川でさけの放流をするそうです。
放流の日まで、魚沼漁協で大切にさけの卵を育てていますね。
子供たちが放流したさけが魚野川に帰ってくるのは4年後です。